バッテリー上がりの不安

以前の記事で、『野球場で組むけど、車の中で上がると困るものはな~に?』という「なぞなぞ」を書いたことを思い出した。

近頃、車のエンジンの始動が重かったので、ボンネットを開けてみたところ、バッテリーの両端の部分の液量がかなり減っていた。
私は『最近のバッテリーでは、殆どバッテリー液が減ることはない』と思っていた。

それで、上部のネジが付いている蓋をコインで開けて、水道水を補充した(ホントはバッテリー液を購入して補充した方が良いのでしょうが・・・)。
しかし、液面がよく見えないので、upper-levelを超えてしまった。

数日経ってもまだパワーが弱いので、知り合いの口の悪い馴染みの自動車屋さんに行ってみた。

この店は、社長をはじめ皆、
『あなたは車の手入れをしないので、ここだけ新品に変えても無駄』とか、『車内のあちこちが汚れ過ぎていて、染みなどを取る専門業者に掃除を頼んでも受けてくれないよ』などと平気で言う。

チェッカーで調べてみると、幸い「交換」にはならなかったが、案の定「Bad」が出て、充電してもらうことにした。

『実は少し水を入れ過ぎてしまった』と言ったら、『暫くして様子を見てみよう』ということになった。

10数分後?、店の人と一緒に充電の状態を見に行ったら、バッテリーの蓋は締めたままにしていたが、蓋に眼で見えないほど微小な空気抜きの穴があって、そこから水が沸騰する時のように泡がボコボコ出ていて、バッテリー液が溢れていた。。。
気泡の正体は水素ガスだろうか。

店の人によると、充電する時に液面が上がって泡が出ることがあるらしい。
そこで、充電のアンペア数を1アンペアを切る程度に落とすと何とか収まった。

バッテリー液には希硫酸が入っているので、こぼれた液に触れた箇所が腐食しないようにバッテリー周辺をヤカンのような容器を使って水で洗った。

エンジンをかけて暫くして、再びチェッカーで測ってみると「良好」となり、12.7ボルトと表示された。
やれやれ、これで出先で車が動かなくなる心配はしなくて済みそうだ。

お互い良く知っている馴染みの店なので、結構荒っぽい方法で作業を行いましたが、高級車に乗っている方などは真似をしないでくださいね。

急に暖かくなった日の些細な出来事でした。